昭和の化石の英語教室

昭和の終わりに日本を離れたラッキーな老人の英語教室

初級英語(12):「暗いL」の発音

「L」の発音は日本人にとって難しくありません。舌先を上歯茎の裏につけて "la la la..." です。簡単です。

  • "la la la..." のついでに、"ta ta ta" "da da da" "na na na" と言ってみてください。子音の L/T/D/N の舌の位置は全部同じです。覚えておくといいです。

さて、「L」の発音には、"la la la..." のような、いわゆる「明るいL」(light L) と、もう一つ「暗いL」(dark L) とがあります。

  • 明るいL:単語の初め、"love" "light" など(←発音は単語をクリック)
  • 暗いL:単語の終わりや真ん中、"school" "milk"

「明るいL」は大抵の人が問題なく発音できますが、「暗いL」の音を出すのは練習が必要です。実は「暗いL」発音方法は、ネイティブの間でも微妙に違います。次のやり方は私の習った方法で、結構いい「暗いL」の音が出ます。

  1. まず、舌先を上歯茎の裏につけます。「明るいL」と同じ位置です。
  2. 舌をそのままくっつけておいて、日本語の「うー」を言ってみてください。なんか変な音が出ます。これが「暗いL」に少なくとも近い音です。口の後ろで「こもった感じ」の音が出ます。
  3. 口を丸め方を変えていくと、「音色」が変わります。あんまり開けると、首を絞めらているような音になってしまうので(笑)、ある程度口は丸めないといけません。自分で調整してください。

なれてくると、舌を歯茎にくっつけなくても、「暗いL」が出るようになります。多くのネイティブは、時と場合によっては(例えば次に "k" がくる時)このようにしています。でもこれは、「自然に」そうなるので、今特に練習する必要はありません。

最後に、この「暗いL」の音を使って、"school" "milk" の発音に挑戦してみましょう。きっとうまくいきます。