2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧
そんな方法はありません。 「英語の映画・ドラマを見て、楽しみながら勉強する方法」の類はそこら中に宣伝しているので、試した人はたくさんいると思います。実は私もそうです。楽しみながら英語が勉強できるのなら、私のような怠け者には向いていると。 全…
「L」の発音は日本人にとって難しくありません。舌先を上歯茎の裏につけて "la la la..." です。簡単です。 "la la la..." のついでに、"ta ta ta" "da da da" "na na na" と言ってみてください。子音の L/T/D/N の舌の位置は全部同じです。覚えておくといい…
私は今、中国の武漢にいるんですが、日本語を勉強したい学生は結構いて、私は時々練習台として使われます。彼らの出身地にもよるんですが、「ら行」が「な行」になる人がいます。例えば、「さよなら」が「さよなな」になります。 ある日そんな子がうちのレス…
まず耳のテストです。次のそれぞれの音は、どっちが "king" /kɪŋ/ (キング、王) で、どっちが "kin" /kɪn/ (キン、親族) か分かりますか? 単語1、単語2 (「単語1・2」をクリックしてください) 答えはこの記事の終わりに書いてあります。 キングの「グ…
ウルトラマンの必殺技は「スペシウム光線」と呼ばれる、高エネルギーの電磁波のようなものでした。「ビー」と言う音と共に出るこの光線が当たると、大抵の怪獣は「イチコロ」でした。ところが、ウルトラマンはこの必殺技はなかなか出しませんでした。 怪獣と…
「R色の母音」とは、"doctor" (←クリックして発音を聞いてください) の "or" とか "first" の "ir" に出てくる音です。このR色の母音はイギリス式発音では、実質上存在しません。 例えば "car" の発音を比べます。アメリカ式 /kɑr/、イギリス式 /kɑː/ つまり…
"Very" は、形容詞・副詞の前に置かれ、強調の意味で使われます。 I saw a very large dog. 少なくとも英作文では、"very" はなるべく避けたほうが、文章は引き締まります。上の例では、"very large" を次のように、一つの形容詞で置き換えるようにします。 …
私たち中国に住む日本人にとって、この処理水問題は他人事ではありません。11年前に例の島を国有化した時に起きたような、暴動騒ぎにならないようにただ祈るばかりです。 日本の中国外交は、少なくとも今回は大失敗です。日本の水産業会は大打撃だし、こち…
私は昭和の典型的な「根性論」文化の中で育ってきました。が、白状すると、当時から「根性論」は大嫌いでした。 勘違いしないでください。私は、「根性」とか「頑張る精神力」みたいなものは、色々な状況で絶対に必要だと信じています。「根性」があるか無い…
私は昔、日本の生命科学研究者の書かれた英語を添削していたことがあるんですが、そこで気づいたことがあります。先生方の書く英語の文章は、文法的には間違っていないけれども、「読みづらく」不自然だと言うことです。学術論文においても、「読みやすさ」…
英語を母国語としない人と話す時には、いわゆる「イギリス式発音」は全く問題ないでしょう。なんとなく「賢く」聞こえるし、発音も「アメリカ式発音」より明確だと感じていられる方も多いでしょう。 しかし、「イギリス式発音」を習いたい人は、絶対に知って…
「R」(←クリック)の音は日本人が苦手とする音で、「ラ行」の音になってしまいます。白状すると、私自身も時々そうなってしまいます(笑)。残念なことに、「R」は、特にアメリカ式発音では、至る所に出てきます。 「R」の発音には二つの方法があって、一つ…
喋る英語でもっともよく使われる母音は /ə/ です。IPAでは、"e" がひっくり返った記号を使います。あまりに頻繁なので、名前までついていて「シュワ」(schwa) と呼ばれています。英語学習者は、この名前を覚えておいた方がいいでしょう。 残念ながら、この母…
初めにいっておきますが、これは「宣伝」ではありません。私はこのYTチャネルのオーナーと全く関係がないことを明言しておきます。 私が推薦するのはここです。→ www.youtube.com どうやらアメリカに住む日本人の女性と、その子供たち(バイリンガル)の作っ…
「お」の話の続きです(赤の点線で囲ったところ)。 上の図で赤で囲ったところの /ɒ/ を見てください。すぐ近くに /ɑ/ があるのがわかると思います。両者の違いは唇の形です。 実験してみましょう。 1)まず(日本語にはない)/ɒ/ の音を探します。「おー」…
日本語の「お」に聞こえる英語の母音は、下の図で赤の点線で囲ったところです。 英語の短母音。 発音記号 (/IPA/)では、"c" のひっくり返った /ɔ/ か、"ɑ" のひっくり返った /ɒ/ が使われます。どちらの記号を使うかは実は混乱していて、辞書によっても違う…
信じられません。先ほど机の上に変な虫(足が20本くらいある奴)がワサワサ歩いていたので、殺虫剤を噴射してやりました。私は、虫はしっかりと「殺」します。手を汚さずに、「殺」すタイプの人です。しかし「ワサワサ虫」は、引き出しの中に逃げてしまい…
「証拠」という皆が知っている単語を使わないで、長ったらしい五文字の「エビデンス」を使う意味が、昭和の私には全く理解できません。はっきり言って、非常に鬱陶しいです、はい。 私は、カタカナ英語が大嫌いです。まず、読みにくいです。漢字だと、パッと…
「二重母音」(diphthong) とはその名のとうり、母音が二つ重なった音です。例えば、"my /maɪ/" の /aɪ/ (アイ) の音です。英語には全部で八つの二重母音があります。日本人は、大抵の二重母音を問題なく発音できます。 しかし一つだけ、ほとんどの日本人が間…
うちのカミさんは、ここ中国で子供に英語を教えています。それをずっとみてきた経験からすると、子供を英語教室に通わせるのは、少しだけ意味があると思います。自分から自主的に勉強する子供はほとんどいないからです。同時に、子供英語教室は、テスト中心…
日本人の英語の発音について、よく「R」と「L」の区別がつかないと言われます。しかし私が思うに、これは比較的小さな問題で、一番の問題は母音の発音です。日本人の英語初・中級者の多くは、日本語の母音で英語の発音をしてしまいます。これでは通じません…
昨日、ここ武漢でコロナが始まった頃のお話をさせていただきました。 コロナが始まった時、武漢にいた私たち - 昭和の化石です 武漢の封鎖は2020年の一月の終わりから、二月半続きます。封鎖前には、ゾンビ映画のような、暴動が起きるのではないかとの雰…
私はずっとアメリカに住んでいたんですが、約10年前に中国・武漢に移ってきて、今もここにいます。2019年の終わりに武漢でコロナが始まったわけですが、その時もここにいました。当時の話です。 最初始まった時(2019年の十一月)には、何が起きて…
私は今中国にいるんですが、中国語は得意でないので、学生さんとは英語でしゃべります。彼らは英語圏への留学を目指している人が多くて、私と英語の練習をしたいのでしょう。 昨日そんな学生さんと世間話をしていて、一つ気になったことがありました。李さん…
私は、日本・中国に住んでいる(た)アメリカ人とよく話をします。立場は逆ですが、私自身もアメリカに「外国人」として長く住んでいたので、彼らの気持ちがよく理解できるからです。 私たちのように、よその国に住む外国人("expat" と呼びます)は、今自分…
日本語の母音は「あいうえお」の五つですが、英語には全部で15−20(「母音」の定義による)ほどあります。私の個人的な見解では、英語の「聞く・喋る」力がなかなか伸びない日本の方は、英語の母音の発音が間違っています。日本語には無い母音が、英語に…
英語圏の人は自分の考えを「はっきり」伝えるが、日本人はそうしない、とよく言われます。文化の違いだとか、言語の違い(英語は論理的で日本語はそうでないなど)とか、色々解釈されているようです。私自身も、アメリカにいく前は、そう信じていました。ア…
あらかじめ断っておきますが、ここで言う「鞄持ち」とは、上の人にへつらう人のことで、一般的な補佐役の方を指しているわけではありません。英語では「brown noser」「ass kisser」あるいは「butt snorkeler」(これはかなり汚い言い方; 上品な人には誤解さ…
英語には、日本人の耳には「い」に聞こえる母音が「ふたつ」あります。次のふたつの単語を、よーく聞いてください(リンクは「ケンブリッジ辞典」のサイト)。 (1)pick (単語をクリックしてください); 「選ぶ」「摘み取る」 (2)peak;「頂上」「絶頂…
知らなかったのですが、最近日本の英語教育は「コミュニケーション」を重視するようになり、もう小学校の低学年から英語の勉強が始まる(もう始まっている?)そうです。高校では、「英語で」英語の授業をなるべくするようになっているそうです。 この方法は…